そこは東京・下町の一角。向陽（こうよう）銀座商店街の組合事務所に集められたのは、いずれもかつて輝かしい活躍をしていた者ばかり。
テレビドラマの主演を飾ったこともあったが、大々的に自身の犯罪をニュースで報じられた俳優や、栄誉ある賞をもらった矢先に全てを失った演出家。
過去を掘り出され、大々的なイベントから降板した振付師や、演技の世界を続けることに後ろ向きになってしまった売れっ子の子役・・・・・。
その集められた面々に、商店街組合員の女が口を開く。
「皆さんに、これからうちの商店街のイベントで上演する『芝居作り』をしてもらいます」
諸々あって表舞台から去った者たちだが、「だからと言って、一商店街の一角のステージで、誰が見るかもわからない芝居を作る面々ではない」何人かは女の申し出をそう突っぱねようとするが、女は続ける。
「でも、だったらどうして今日、ここに来てくれたんですか？」
そこで何かを作ることが出来なければ、彼らに未来はない。というか、ここでやらなかったところで、どのみちこの道で生きていくのは難しい者たち。夢を諦めて、何か違う仕事を探すしかない。夢。そう、彼らにとって、その世界は夢だった。
「こんな状況で、こんなメンツで芝居なんか作れるわけねえよ」「ってか、芝居ってどうやって作るんだっけ？」
表舞台から去った"元輝かしかった面々”によってツクラレル、“なにか”の物語。
TACCS1179
東京都新宿区上落合1-17-9
| 12/4(水) | 18:00 | |
|---|---|---|
| 12/5(木) | 13:00 ☆1 | 18:00 ★1 |
| 12/6(金) | 13:00 ★2 | 18:00 ☆2 |
| 12/7(土) | 13:00 | 18:00 |
| 12/8(日) | 13:00 | 18:00 |
| 12/9(月) | 14:00 |
★1、2→アフタートークショー
※全キャストが登壇予定でございます。
☆1、2→アフターミニライブ
歌唱：田中彪